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latex アーカイブ

enumerateの番号形式のカスタマイズ

enumerate環境で、番号の振り方をカスタマイズしたいときに便利なのがparalist.styである。

例えば、enumerateでは通常1.2.3.と番号が振られるが、これを(1)(2)(3)やStep1 Step2 Step3などに変更したい場合、簡単にできるようになる。

\begin{enumerate}[(1)]
で、(1)(2)・・・となり、
\begin{enumerate}[(a)]
では、(a) (b) (c) ・・・となる。


またitemize環境でもカスタマイズすることができるので、是非導入したい。

http://tug.ctan.org/tex-archive/macros/latex/contrib/paralist/
ここでdtxファイルを手に入れてコンパイルすれば手に入る。

そのあとで、コンパイルしたいtexファイルと同じフォルダ階層においておき、プリアンブルに
\usepackage{paralist}を追加しておく。

ページをまたぐ長い表

いくつかスタイルファイルが用意されているようだが、longtable.styがtoolsとして最初から入れている人が多いと思うので、これが一番いいかも。

多くの人は最初にセットアップしたファイルに入っていると思うのでとくに新しくstyファイルを探す必要はないと思われる。

使い方は・・・

プリアンブルに\usepackage{longtable}

あとは
\begin{tabular}を\begin{longtable}に置き換えるだけでOK.

ただしtable環境の中では使えないので注意。

あとは勝手に改頁をしてくれる。

サンプルtexファイルをダウンロード
サンプルdviファイルをダウンロード

文献参照

文献参照でjbib.texを利用するときに便利なソフトがこれ。

Ref for Windows

texのjbib.tex用にエクスポートできるのでとってもラブリー。
texでなくてもいろいろな形で出力できるので、文献整理にとても有用です。
おすすめ。

Excelの表をtexの表に変換するプラグイン

texのtabularに変換するための、エクセルのプラグインはこれが一番便利だと思います。

Excel2Tabular

Latexの数式をIndesignに貼り付ける

Indesignの強力な組み版機能とLatexの美しい数式が組み合わされば、理系の書物のクオリティが ぐんとあがることが期待できます。そこで、ここでは実践的な方法を説明します。 とくにフォントの設定に関して説明します。

1.IndesignにLatexで生成した文章を貼り付ける
Latexから直接Indesignに貼り込めるわけはないので、texをいったんepsにします(上記の「Latexの文章 をIllustratorで」を参照)。
また「Latexの文章をIllustratorに」にあるtype1フォントの設定が できれいれば準備O.Kです。生成されたepsファイルをドラッグ&ドロップでIndesign上に配置します。 普通はこれで充分です。

2.Latexの日本語フォントを替える
Indesignで文章を作る際、フォントを文章全体で統一しないと見栄えが悪くなってしまいます。そこでLatexでつくるepsのフォントを GothicBBB-H(普通のゴシック)からHiraKakuPro-W3-H(ヒラギノ角ゴW3)に替える場合の話をします。
divファイルからepsを生成する前に以下の操作をします。まず
c:/usr/share/texmf/dvips/config/
にあるpsfonts.mapをテキストエディタ(メモ帳など)で開きます。その中の行のどこかに「gbm」「gbmv」で始まる行があるはずです。 それを以下のように書き換えます。

gbm GothicBBB-Medium-H →HiraKakuPro-W3-H
gbmv GothicBBB-Medium-H →HiraKakuPro-W3-V

書き換えた後、上書き保存をしていったんpsfont.mapを閉じます。そのあと、コマンドプロンプト上でc:/usr/share/texmfまで移動します。 そして以下のコマンドを実行してください。

mktexlsr

これでdivファイルからepsを生成する際に、ゴシックフォントがヒラギノ角ゴW3になります。

Latexの数式をIllustratorで利用する

TeXの美しい数式をIllustratorで使いたいという方へのTipsです。

1.何はともあれ数式を書く

TeXで数式を書きます。下にサンプルを載せます。内容はとにかくなんでも結構です。

\documentclass{jarticle}
\pagestyle{empty}
\begin{document}

$S=\frac{(p_2^0)^2}{4k^2} \int_{p_1}^{p_2} \frac{1}{p_1}dp_1$

\end{document}

2.platexでコンパイル
そして上で作ったsample.texファイルをコンパイルします(ご自分の環境に合わせ行ってください)。

3.EPSファイルの作成
dviファイルをEPSに変換して、Illustratorで使えるようにします。以下のコマンドをdviファイルがある 場所をカレントディレクトリとしてからプロンプト上で実行してください。("sample"の部分はご自分のファイル名 にしておいてください)

dvipsk -Ppdf -E sample.dvi -o sample.eps
これでepsファイルが作られました。

4.type1フォントがIllustrator上で使えるようにする
このepsファイルをIlustoratorで読み込もうとしてもフォントが化けてしまいます。
そこでIllustratorでTeXのフォントがつかえるよう設定します。

c:/usr/share/texmf/fonts/ にあるtype1フォルダのショートカットを c:/Program Files/Common Files/Adobe/Fonts/Reqrd/Baseにつくればいいのです。あら簡単。
これでうまくいかなかった人はショートカットではなくtype1フォルダを丸ごとBaseフォルダにコピー してみてください。

以上の操作によりIllustrator上でTeXのフォントが使えるようになっているはずです。つまり文字化けせずepsファイルを 読み込むことができます。めでたしめでたし。

5.数式のアウトラインをとる
epsファイルから文字情報を消して、アウトラインを取ってしまう方法もあります。
2で作られたsample.dviファイルに対して次のようなコマンドを実行します(もちろんその前にdvi ファイルがあるディレクトリをカレントディレクトリとしておきます)。

dvipsk -Ppdf sample.dvi -x 3000 -o sample.eps
これでアウトラインがとれているはずです。
ちなみに-x 3000のオプションは3倍に拡大するという意味があります。なぜ3倍に拡大するのか? 理由は文字が小さいとアウトラインかされずビットマップになってしまうからです。
もし3倍でビットマップになってしまうようでしたら倍率を上げてみてください。

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