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その友人

二つ前のエントリーに書いた友人の話。
自分はそうとう偏屈な人間だという自覚があるので、それと話が合うという人は非常に希少で、そういう友人は人生の中で10人はいない気がします。今日久しぶりにあった彼はその一人。中学時代においてオレの人格形成に多大な影響を与えた人物です。


彼は非常に変わっています。オレが言うのだから相当変わっていると思うのだけど、でも決して世間ずれているとかいうことではなく、ちょっと変な意味で正直なのです。
自分が思ったことをそのまま言語にしちゃうので、よく周囲の人の反発を買ったりします。クラスに気にいらない女の子がいると、わざわざ目の前まで行って「おまえブスだなぁ」と言うのです。みんな唖然とします。
別にいじめているとかではなく、ただ単にそう思っているからそう言っているだけなんです。それをわざわざ言いに行くとは、どういう意図があるのかとも思うんですけど、意図無しなんです。
それでよく女子グループからは睨まれていました。

といって彼は男子の特定のグループに属しているというわけでもないんです。男に対してもとても正直なので、嫌なやつには近づこうとすらしません。

さらに彼は先生に対しても正直にずばずば余計なことまで言います。幸いにもうちの学年の先生は非常に恵まれていて、尊敬すべき先生が多かったので、特に問題にはなりませんでしたが。
ただ、肝を冷やしたことはいくらかありました。駅伝部の大会に参加するため、先生方の車に便乗して移動したことがあって、オレと彼は校長先生の車に乗ることになりました。
彼は言いました。「校長先生、○○先生ってなんで首にならないんですか?」
校長先生が人格者で良かった・・・

別にいちゃもんをつけていただけじゃなくて、彼は「すごいね」と言ったときは、本気ですごいと思っているわけで、彼に認められるのはなかなか嬉しかったものです。
性格悪いわけじゃなくて、無邪気というわけでもなくて、ただ性格として「正直」なやつなんです。


オレは同じ部活で、しかも長距離走をやっていたのはオレと彼だけだったので、よく二人で遠くまで走ったりしていたのです。どんな話をしたか覚えていませんが、でも中学校時代の自分を形作ったのはあの時間だったのだと思います。


お互い別々の高校へ進み、大学へ行き、あまり連絡をとることはありませんでした。彼は大学で演劇をやっていて、結局一度も見に行けませんしたが、相変わらず元気にやっていたようです。
ある意味、彼を目標として正直に生きていこうとしてきましたが、やっぱり時としてとんでもなくシンドイです。彼のように屁をこいたら自ら手を上げて「ぼくがこきました!」と言える人間になりたいものです。なかなか難しいですね。


そんな彼も今は眼鏡屋。客に向かって無礼なこと言っていないか若干心配だったりしますが・・・
彼にメガネを選んでもらうのが今は楽しみ。安くしてくれるらしいし(笑)。
もう一度宣伝しておきます。オアゾの4階にある眼鏡屋ですよ。もし行くならオレに連絡ください。彼に言って、安くしてもらう手配してもらいます(笑)。

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