ついに行ってきました!!
上野の森美術館で開催中のダリ回顧展。
もう、大興奮ですよっ!
週末は寝て過ごそうかと思っていたんですけど、若いのにそれじゃ駄目だと思い立ち行ってきました。結構混んでいるみたいだったので、開館時間に合わせて早起きして。
上野の森美術館はあのあたりにある美術館の中でも小さいほうで、一度にそんなに沢山の人が入らないんですけど、朝早く行ったのと、そろそろ大混雑する時期を過ぎていたのとで比較的早く中に入れました。
中はさすがに混んでいましたが、比較的のんびりと見ることができました。
サルヴァドール・ダリ好きならたまらない作品ばかりですね。自分的に一番感動したのは“ミレーの「晩鐘」の考古学的記憶の増大(Reminiscence archeologique de "L'Angelus"de Millet)”(上の絵)ですね。
ミレーの晩鐘という有名な絵があるじゃないですか。あれをモチーフにした作品です。実物は思っていたよりも小さかったんですけど、画集とかでみるよりも細かく描き込んであって、細部にわたって緊張感がある作品でした。PCのデスクトップの壁紙にもなっていたほどのお気に入りだけあって、感慨はひとしお。う~ん感動。
他にも“新しい人類の誕生を観察する地政学的な子供”とか“原子の分裂」とか“生きている静物”とか“万国公会議”など有名作品がズラリ。嬉しいことに、こういう企画展にありがちな「~にまつわる画家」のような余計なものがなかったので、密度高くダリを堪能できました。残念ながら大好きな“燃えるキリン”はありませんでした・・・
しかしこうして改めてダリの絵を見ていると、発想もさることながら絵画密度というか、その細やかさに目を奪われますね。卓越した描画能力があってこそのできる表現なんですよね、シュールレアリスムって。しかもダリは何人かいたんじゃないかと思うほど多作なんです。おじいさんになっても、大作を月一ぐらいのペースでこなしているみたい。
ダリはそのぶっ飛んだ人柄があまりにも有名なのですが、しかし彼は天才だったと言っていいと思います。その絵が天才ぶりを物語って余りある物的証拠なので是非みなさんにも見てもらいたいですね。
オレももう一度行こうっと♪