site top | diary | column | tips | gallery | about

Trable Trabel アーカイブ

GWは千葉県一周

はい、終了です、ゴールデンウィーク。
うちの会社はカレンダー通りの休日なので、3連休と4連休でしたが、後半の4連休のうち3日間を使って千葉県を自転車でぐるり一周してきました。

ひさしぶりにチャリでの長旅だったのですが、さすがに二回目となると用意はお手の物・・・とはいかず、出発してからあれやこれや足らないものを買い足しながらの旅でした。


5月3日はお昼すぎに松戸の寮を出発して、市川の海岸まで行き、そのままひたすら海岸線になるべく沿うように南下。いい天気で気持ちよかったんですけど、風がとっても冷たくて途中で凍えそうになりました。買い物しながらだったので、富津岬についた時には日没。東京湾の夜景が綺麗。ひさしぶりやな、ここに来るのは、と感傷に浸っている時間がなかったので、さっさと更に南下。
風呂屋が全然見あたらなかったので、富津岬にあった市民プールのシャワーを浴びてみました。結構快適。

んで、そのまま夜中まで頑張って、館山の手前「道の駅きょなん」で野宿。
沢山の蚊に襲撃され、右手だけで11カ所もやられました。ツェルトの張り方を考える必要があるようで。

次の日は蚊に追い回されたおかげで寝不足だったんですけど、朝7時に出発し、一路千葉県最南端を目指します。野島崎に到着したのがお昼前。館山全体が南国ムードあふれる町なんですけど、この日は晴天ということもあって、海で遊ぶ人達が沢山いました。
野島崎から今度は九十九里浜を目指して北上を開始。鴨川、勝浦と通り過ぎます。
鴨川では名物シーワールド渋滞がもの凄いことになっていました。シーワールドは楽しいんだけど、この渋滞がねぇ。他に交通手段もないし、仕方ないのかもしれませんね。鴨川から勝浦に行く途中で多重事故の現場に遭遇。まぁたいした怪我ではなさそうだったし、もう負傷者もおろされていたので通り過ぎましたが、あれはあの後猛烈な渋滞になっていくことでしょう。

やっとのこと九十九里浜に到着して、健康センターの温泉に入り、蓮沼の道の駅で野宿。珍しく集団の自転車テント軍団がいました。もう夜遅かったので交流はできませんでしたが、同胞が居てちょっとうれしかったです。
というのも、道すがら自転車のツーリストは結構見かけるんですけど、テント寝袋持参の重装備組は自分ぐらいしか居なかったのでちょっと疎外感を感じていんですw。まぁ野宿好きなんてのはオレぐらいなもんでしょうか。

そいで、三日目は蓮沼から九十九里浜の残りを北上し、銚子の犬吠埼を目指します。途中屏風ヶ浦の絶景を見渡せる隠れスポットを発見して大興奮。なんか、ミスチルの「tomorrow never knows」のPVを思い出させる風景で一曲歌ってみました。ほんと絶壁の上で猛烈に風が強くて怖かったです。


犬吠埼の灯台では、こどもの日ということで鯉のぼりがやたら沢山およいでいました。
んで、さっさと出発し今度は利根川に沿って西へ進みます。ところが風がずっとアゲンストだったおかげで体力を早いペースで消耗し、かなりきつい道程になってしまいました。
それと目の周りがサングラスをしていた関係で、パンダやけになりかけていたので、サングラスをはずして、上半身裸でえいこら頑張ってみました。

夜の8時くらいには家に無事到着。疲れていたので、洗濯ものを洗濯機に放りこみ、シャワーを浴び、ビールを一杯のんで就寝してしまいました。

今日はぐうたら過ごして、旅前に荒れ放題になってしまっていた部屋を片づけて、すっきりさせ、アイロンをかけ、書類を整理し、読書し、今にいたるという感じです。

みなさんの休日はいかがでしたか?

NYから帰ってきました

帰り道は、機内に急患が出たおかげで緊急着陸することになり、到着が3時間も遅れてしまいました。「お客様の中にお医者様はいらっしゃいませんか」っていうコールが本当にあるんだと知りました。

NYの3日目は女神様に会ってきました。定番なんですけど、一応行っておく義務があるかなと思い、猛烈に寒い海風にさらされながら行ってきました。
20070320.jpg

そのあとGound Zeroへ行ってきました。何かモニュメントとかあるのかと思っていたんですけど、今はただの工事現場でした。
20070320b.jpg

そんで、お楽しみのMoMAへ。
20070320c.jpg

もう、すんばらしいです。すべてがすんばらしいです。2日くらいMoMAにかかりっきりになっていもいいぐらいすんばらしいです。ピカソの有名な▼の絵とか、
20070320d.jpg

モネの睡蓮の巨大なやつ▼とか
20070320e.jpg

そういう一つ一つの絵とか作品もすばらしいんですが、美術館トータルとしてMoMAはすばらしいと感じました。
館内が都会的センスと言ったら安っぽく聞こえるかもしれませんが、個性的な作品を収めるのにふさわしい建物になっていると感じました。
20070320f.jpg
NYに行ったら、必ず行くべきですね。

そして個人的にはずせないスポットが、これ。
20070320g.jpg
Simon&Garfankleの"59th Street Brigdge song" の59th Stですよー。標識にあるQueensboro Bridge がおそらく歌の橋なんでしょう。そこまで行く時間はなかったんですが、歌枕に出会えてちょっと感動。

この日の夜景はBrooklyn Bridgeから。
20070320h.jpg
マンハッタンが摩天楼しているのがよく見えて綺麗です。
渡るのはそれなりに大変ですがw。

てなわけでNYの3日目は、あとはパブで呑んでおしまいでした。

NY4日目は帰国しなくちゃいけなかったので、Wall Streetに通勤してくる人の流れに逆らいながら、空港へ向かって、そんで帰ってきました。

短い滞在でしたけど、それなりに満喫できたので良い旅でした。今度はだれかと行きたいですねー、夏がいいな、寒いのもう嫌だw。

NY二日目

今日は朝からあちこち精力的に回ってみました。
け、けっこう疲れたぜ(今こっちは夜の10時過ぎ)。

朝はまず最初にセントラルパークをお散歩。予報がうまい具合に外れて晴れてきて、そんなに寒くなく、いい感じのお散歩になりました。
そして、セントラルパークにあるメトロポリタン美術館に行き、あれこれ見てきました。やっぱりモネ最高。
美術館を出たところ、公園沿いの通りでセントパトリックのパレードをやっていました。ケルト民族の衣装をきた人たちが楽隊を伴って練り歩いている感じ。緑一色です。
20070317d.jpg

もともとアイルランドのお祭りだったらしいんですけど、アメリカにはアイリッシュがたくさんいて、セントパトリックデイを祝う習慣が広まった、ということらしいです(英語力の限界によりそれ以上のことは分かりませんでした)。多くの人が緑の帽子や服を着ています。

続けて比較的に近くにあるグッゲンハイム美術館へ。あの、フランク・ロイド・ライトの作品として名高い美術館なんですが、な、なんと改装中で外観が見られずorz
中はちゃんと見てきました。名建築と呼ばれるものって、写真で見ているよりも、実際にその中に立ってみるとほんとのすごさが分かるんですよね。ライトは視線の誘導というか、視線を考えた設計を行うといわれている(うろおぼえですが)らしいですが、美術館という視線がとても大切な建造物ではとくにそれが実感できます。
20070317f.jpg
とりあえず、夢にまでみた建物の中に入れて感無量でした。中にあったピカソの絵とか、ダリの絵とかどうでもいいぐらいw。

そのあと、ぶらぶら街を歩いて国連本部へ。土曜日なので旗も揚がっていないし、閑散としていたのですが、内部見学ツアーはやっていました。見てきましたよ、国連総会の議場も安全保障理事会の議場も。
20070317c.jpg
頭の中で「海江田四郎!!!」って思っていたのは、おそらくツアー参加者の中でオレだけだと思います。
もうね、深町が着水した噴水とか、あのブースから狙撃されたんだとか、ほんと妄想しまくりでしたw。マニアックでごめんなさい。

そのあとはロックフェラーセンターへ行きました。クリスマスツリーで有名な広場があるところです。いまはスケートリンクになっています。
ロックフェラーセンターというのもとても高いビルで、その最上階の展望台に上ってきました。摩天楼の夜景が一望できるんです! エンパイヤーステートビルも、クライスラービルも、ブルックリン橋も、もう綺麗過ぎて一人旅なのを悔やんでしまうくらいw。おすすめです。
20070317b.jpg

そのあとタイムズスクエアー周辺をうろうろして、あまりに気温が下がってきて寒くて死にそうになってきたので、宿に戻ってきました。
20070317e.jpg

もう少ししたら、近くのアイリッシュパブへ行ってきます。昨日「明日も来るよー」とか言っちゃったし、今日はめでたい日らしいので、安く酒がのめるんじゃないかと期待しています。

というわけでNYにいます

勢いだけでやってきたんですけど、右も左も分からずに困ったものですw。
ロンドンより全然NYのほうが分かりにくいですね。広いせいかな。

無事に宿にはたどり着けたものの、一筋縄ではいきませんでした。飛行機の中で隣の席になった方が親切にいろいろ教えてくれて助かりました。地下鉄の中でも、隣に座った日本人の方と話をしていたんですが、なんと柏市のとても近いところに住んでいる人だと判明w。NYに来てまでジモティーに出会うとはw。

NYは寒いです。
というか、雪じゃなくて霰が顔にあたってめちゃ痛い。という感じでした。

▼宿の近くの通り"Beaver St"
20070317.jpg

さて、知らなかったんですけど、今日はセントパトリックの日らしく、そんなこと知らずに昨晩アイリッシュパブに行ったら店員にいろいろ絡まれて、お祭りだからとお土産をもらいましたw。

これからいろいろ回ってきまーす。

イギリスから帰国(二日目、三日目の写真)

20070315f.jpg
今日、イギリスから帰ってきました!
とっても良かったです。行ってよかった(涙)。街はどこへ行ってもとても美しいんです。さりげない建物とかがほんとに絵になるんですよー。


二日目をざざっと紹介します。

二日目は午前中から旅行会社のおまけでついていた半日市内観光へ。メジャーなスポットを大雑把に見て回ります。有名なTower BridgeやLondon Tower、Bukingam Palace、National Galleryなどを見てきました。Bukingam Palaceでは有名な衛兵の交代式は見られませんでしたが、騎兵隊の行進を見ることができました。
20070315.jpg

下の写真はウェディングケーキの形のもとになった教会。この近所のケーキ屋さんが昔、この教会の形をまねてケーキを作ったのがウェディングケーキの始まりらしいです。
20070315d.jpg

そして夜はお楽しみの。。。「オペラ座の怪人」!
Her Majesty's Theaterで本物を見てきました。しかもかなり早い時期に予約を入れていたので、S席中央のかなり良い席で見られました。とりあえず、とてつもなく良かったです! なんというか、圧倒されます。劇場の雰囲気もそれ相応の高級な感じでした。観劇している人は年配の方が多かった(日本人は他に見かけなかった)です。
20070315b.jpg


劇場があるPiccadilly Circus周辺はロンドン随一の繁華街なのですが、夜遅くてもデンジャーな雰囲気はありません。たぶん女性が一人で歩いていても問題ないくらい。渋谷新宿のほうがよっぽど怖いですね。
20070315c.jpg

ロンドン全体に言えることですが、治安とかいった犯罪の心配は過剰にする必要はないと思いました。渋谷新宿を歩くとき程度の警戒感でいいと思います(そこらじゃ普通は警戒しないかもしれませんが)。夜遅くまで地下鉄も走っているし、バスは終夜営業しているし、人通りは常に多いし、監視カメラがあちこちにあるし。
20070315e.jpg

てな感じで二日目は終了。かなりぐったり疲れた一日でした。

三日目以降はまたあとでアップします。ていうか、明日からNYに行くんだけどね(^^;)

続きを読む > "イギリスから帰国(二日目、三日目の写真)"

ロンドン二日目、三日目、四日目

すみません、いろいろ書きたいことはあるんですが、思っていた以上に忙しくあちこちいっていたので、更新できませんでした。

本当は写真を載せたいんですが、時間が無いので、とりあえず感想だけです。

二日目は、午前はバスで市内観光して、主要な観光名所を巡ってきました。
そんで、夜に「オペラ座の怪人」を見てきました!
かなり早めに予約を入れておいたかいがあったのか、S席の真正面がとれていて、もう良かった。本物のミミュージカルは迫力満点でした。舞台装置とかもすごいこっていたし、ファントムかっこよかった。

三日目は、大英博物館に朝から行ってきて、ぐるぐる館内を見てきました。ミイラいっぱい。ミイラのインフレでした。広いし、収蔵品が多いし、で全然見切れないボリュームがありました。
夜はテムズ川沿いとかコベントガーデンとかをうろうろ。

四日目は、ロンドンから足を伸ばしてStratford-Upon-Avonまで行ってきました。シェークスピア生誕の地として有名な片田舎の観光地です。イギリスの田舎町を見たくていってきたのですが、車窓から見える風景が美しいのなんのって。街もよかったし、最高。
午前中にはケンジントンガーデンにいって、ピーターパンの像とか見てきました。ロンドンは各所に美しい公園があって、日本の都会とはちょっと違う感じですね。

五日目(明日)は、グリニッジにいって、テムズ川をクルーズしてきます。

今のところ、
とりあえず、言えることは・・・

イギリス最高。

なんというか驚くべきは、旅行しているのにもかかわらず、東京とかの延長という感じで、何をするにも違和感をほとんど感じない、ということです。
東京がある意味、ロンドンに似ているとも言えるのかもしれませんが、なんともなじみやすい街だと思います。
夜でもぜんぜん問題なく歩き回れるぐらい治安に不安は感じないです。一番の繁華街にあたるピカデリーサーカス周辺も、渋谷とか新宿よりも安全な感じw。

それに、噂のイギリスの料理。

いまのところ、「これはまずい!」というものにはとんとお目にかかっていません。ホテルの食事もおいしいし、街のレストランやデリ、パブともにおいしいです。fish&chipsもおいしい、全然まずいなんてことはないです。いい意味で期待を裏切られていますw。ホテルの朝食がバイキングタイプのものなんですが、ハムとチーズがめちゃうまい。あのチーズ持ち帰りたいです。

そして、あたりまえかもしれませんが、どこに行って注文しても、紅茶がうまい!
ほんとにおいしいんですよ。お土産に紅茶を結構な量、買っちゃいました。

また帰ったら写真で紹介します。
では、おやすみなさい(ロンドンはいま23時)。

ロンドン一日目

いまこっちは夜の10時半です。9時間ぐらい時差があるみたい。

無事にロンドンにたどり着きました。飛行機の出発が1時間半ほど遅れ、到着も遅れたのを除けばまぁまぁ順調にやってきました。

20070309d.jpg

Virgin Atrantic航空です。初めてのエアバス(600型)でした。とっても快適。かなり機内は静かです。

20070309a.jpg

飛行機の窓からみた、シベリア。寒そうです。

20070309b.jpg

機内食。そのあとおいしくいただきました。このほかにも軽食がちょこちょこ出てきます。

20070309c.jpg

宿にたどり着いたときにはもう夜でした。
宿はSOHOに近いあたりで、夜でも賑やかなので、出歩くのに不安はありません。コンビニも隣だし、便利だわ。

つーか、ロンドンは町がすてき過ぎます!
ずるいです!

明日はまた早いので、早めに寝ます。

苗場から帰ってきました。

今日帰ることになっていたら大変だったみたいね。運がいいですわ。

昨日は結局スキーをしていました。スノボばっかりやっているとスキーもできなくなっちゃいそうで。
でもやっぱりスキーも忘れていました。滑り方覚えてねー。
というわけでずっこけながら思い出しつつ、なんとか、という感じ。でもとてもいい天気で気持ちよかったから、全部OKで。

温泉にも入ったし、意外に東京からも近いし、良いところでした。
今度は春休みに北海道かな?

スノボ

研究室のメンバーと苗場にスノボしにきてまーす。

スノボ自体は二度目。といっても全然初心者なので、とりあえず滑れるというレベルのまま。難しいわ~。

雪が柔かいので思ったより痛くなくて良かった(*^-^*)
雪の量はまあまあという感じなんだけどパウダーだから気持ち良いよー。

でもたまにはスキーもしたいから明日はスキーにするかも。

赤城山

IMGP2108.jpgどっぷり渋滞にはまったりしながら、赤城山とかで紅葉見てきました。
最初は谷川岳に行くつもりだったんですけど、明らかに渋滞で時間的にやばそうだったので、途中で赤城山に変更。
小学生のころ一度だけ行ったことがあった赤城山(というか大沼あたり)でしたが、やっぱり高橋兄弟には会えませんでした。もっと深夜早朝に赤城道路に行かないとだめみたいです。

それはともかく、けっこう紅葉は綺麗でしたよ。今年はネット上とか雑誌に出ている紅葉予測より見頃が遅れているみたいなので、赤城山の上の方でも赤や黄色が見られました。

それにしても、赤城山に県道16号線(googleマップ)でアプローチするのはやめておいた方がいいと思いました。無駄にかなりのスキルを要求されます。ギリギリ2台がすれ違えるかどうかの道幅が延々と続きます。対向車にキャデラックが来たときには泣きが入る感じです。
地図上だとさわやかにその辺を省略してありますが、けっこうとんでもないです。

赤城道路の方は確かに頭文字Dな感じの道路でした。高速コーナーとか複合コーナーとかのオンパレードで楽しいです。あ~、こういうところMTの車で行きたいなぁ。

旅の終わり(あとがき)

まず最初に言わなくちゃいけなかったのですが、改めて言わせてください。

ご心配、ご迷惑おかけしてしまった方、本当にごめんなさい。反省しています。
次は誰にも言わずに、こっそり行くようにしたいと思います。


旅の中で感じたこと、考えたこと、分かったこと、分からなかったこと、見えたもの、見えなかったもの・・・

というほどのことは何もなかったというのが旅の結論ですね。予想通りというか、旅のオチは「無意味」と昔から決まっていますから。


旅って、一種の生活なんだと思うのです。朝起きて、ご飯食べて、動いて、食べて、動いて、食べて寝る。観光とかグルメとか持ち込まない限りは日常と変わらないもんだな、と。だから何か特別なことをしているという感覚を持たなかったのです。
そして、そいう生活に自分が向いていることも前から分かっていました。もう、相当の昔(中学生になった頃にはすでに)から家に帰りたいという気持ちを全然もっていないので。


自分と向き合う時間をじっくりたっぷり取れたというのは確かです。

それでふと思ったのは、特にここ数年、無理に元気であろうとしすぎていたのかもしれない、それがいろいろなところで破綻しているのかもしれない。よく考えてみたらもとの自分のキャラは「無口・無感情」だったし、そこから元気を引き出そうと無理したいたのかもしれないとも。
自転車をこぐのに、無理に力を入れてこいでいても、明日進めなければ意味がないんです。普通に、歩くように、無理せずこぎ続けることが明日につながるんですよね。


というわけで、元気ではないけど、しばらく普通にしてみようと思います。


皮膚の色以外に特に変化がおこることなく、旅は終了ですが、それでいいんでしょう、きっと。

ああ、でも帰ってきて良かったというのと、帰ってこなければ良かったというのがせめぎあって複雑な今日この頃。

続きを読む > "旅の終わり(あとがき)"

旅の記録(9/01) 五日目

IMGP2049.jpg結構寒かったのですが、結局熟睡。目が覚めたら顔にアリがいました。食べなくて良かった・・・
さすがに今日は起き上がろうとしただけでも体の節々が痛い。悶えながら起き上がりツェルトから這い出て体操し、体をほぐします。昨晩は良く分からなかったけど、明るくなってから見てみると、かなり海が近いところだったのね。津波があったら死んでいたわ。

6:30ごろに近くにあったマクドナルドで朝マックします。それからもう一度体操をし、体をほぐしてからいざ青森へ向けて出発。


IMGP2052.jpg国道45号線をひたすら北上し、途中の野菜の即売所でなしを買って食べてみたりしながら八戸を目指します。
もうリアス式じゃないから余裕かな、と思ったらそうでもなく、意外にアップダウンのある道にてこずりながら、お昼には八戸に到着。ここでネットカフェに入り、帰りの算段を検討します。夜行バスで帰ることにして、予約するためのTEL番号をメモっておきました。
しかし、八戸は思っていた以上に都会でした。久しぶりにケンタッキーを見かけました。仙台以来かな。でも昼食はすき屋で適当に。まぁ何でも良かったんです。


IMGP2056.jpg途中東北新幹線の建設現場を通り過ぎました。ここが、新幹線の最北端という現場を横目に見ながら十和田市を目指します。時間に余裕があれば十和田湖とか行きたかったのですが、さすがに余裕がないのでそのまま青森市を目指します。

途中で45号線が終わり、4号線にシフトします。あぁ、厳しかった45号線。自転車じゃなくて車とかバイクとかなら素敵なルートだと思うんですけどね。自転車で行くことはもうないと思います。

体の節々が本当に痛くて今日はへこへこしながらこぎ続けます。そして野辺地に到着。ここには従兄弟が住んでいて、3年ぶりぐらいに会っていくことにしました。

その兄妹とはだいぶ歳が下に離れていて、昔は兄妹ともに可愛がっていたのですが、兄のほうが学校に不登校になってしまい、元気にやっているのか心配していたのです。
うちの従兄弟は自分とその子意外はみんな女で、肩身の狭い思いを昔からしていたのですが、特にその子には兄のような存在がきっと必要だったのだと思います。必要なときにいてあげられなくて、本当に悲しい思いをしていました。
会ってみたら、意外と元気にやっていながら、将来どうするのかということに関してはまだアヤフヤな感じ。今度、二人で恐山にでもキャンプしにいってじっくり話を聞いてみようかと思います。


IMGP2062.jpg野辺地で休息を挟んで、残り目標地点まで35km。

実は旅の最初のほうからある一つの賭けをしていたのです。その賭けに勝つためには35kmを1時間でカバーしなければならない状況でした。


すべてを出し切る、リレーのアンカーのようなもうダッシュをここからはじめました。
残っている筋力すべてと、心肺機能を全開にして、猛スピードで走り続けました。

アップダウンはそんなになかったのですが、後ろに重い荷物を満載した状態でアベレージ35km/hは限界の限界。筋肉は悲鳴を上げ、上体はこわばり、握力がどんどん低下し、息はあがり、心臓は限界ビート。

もう間に合わないかと、途中なんども思いました。
でも、どうしても、それを見たくて。


最後、目標地点が見えたときにはタイムリミットが目に見えて迫っていました。最後の力を振り絞ってダンシングを繰り出します。

そして、間に合った。自転車をほうり捨てるよに置いて、ダッシュで階段を上がります。

IMGP2063.jpg


ふぅ。ホントにギリギリ。この場所でこの夕焼けが見れるかどうかについて、自分の中で賭けていたんです。
でも賭けには勝った。あ、でも勝った場合どうするかを考えてなかったわ。

とりあえず、旅はこれでおしまいにすることに。

そのまま、ばあちゃんちへ行って、温泉入って、洗濯して、いる途中でぶっ倒れてそのまま就寝。

旅の記録(8/31) 四日目

今日は(も?)長いです。

さすがにツェルトを張らず、野外で寝ていたため、目覚めはあんまりよろしくありませんでしたが、熟睡してたみたいです。
昨日の坂道では筋肉を温存しきれなかったため、若干の筋肉痛がありました。しかし、今日はマップ上では苦難の連続が予想され、柔軟体操を済ませたらさっさと出発することに。


IMGP2030.jpg昨日とは打って変わって晴天が広がり、暑くなりそうな予感。今日は筋繊維を温存することは考えないで、全力を出す必要があったので、寒いよりもいいかもしれない、と考えていました。

三陸峠を下りきったところでいったん海に出ます。しばらくは釜石を目指してえんやこら走ります。釜石にたどり着くまでにいくつかの峠を上り下りします。どれもこれもタフなのぼりと下り。途中工事現場のおっちゃんに「北海道までかい?」と聞かれ、海は渡れねーよとか思いつつ「それもいいですねぇ」と答えました。

さて、11時ぐらいに釜石に到着。歴史ある鉄の街をスルーします。だって、先が長いんだもん。
今日は山がちな道だったためにトンネルが多く、結構怖い思いをします。歩道がないトンネルが多くて。まぁ、自転車で通過使用なんて地元の人でも考えない、ということなのでしょう。


IMGP2037.jpg途中、とてもすてきな砂浜で休憩。吉里吉里海岸というすてきな名前のところで、三陸海岸にしては珍しく広い砂浜が広がっています。東北地方の夏休みは短いため、子供たちの姿を見かけることもなく、だだっ広い砂浜を一人占め。泳がないけどね。
ちょっと休憩をしてから次の目標地点の宮古を目指します。

さらに峠をいくつか越え、宮古まであと少しという、湾にそった下り坂で思わぬ困難に出くわしました。猛烈な海風のアゲンスト。うぉい、10m以上あるぞいという強さで、下り坂なのにもかかわらず、かなり一生懸命こがなければならず、しかも風が冷たいために体温を奪われ急激に体力を失いました。ウィンドサーフィンをしている人が恨めしい・・・
ひーこら言いながらなんとか道の駅「みやこ」に到着。2時近くなっていましたが、ここで昼食。イカのなんとか丼を食べて、しばらく休憩することに。
そとの芝生に大の字に寝転がり、30分昼寝。う~ん、浜風が・・・寒い。長袖をここから着込みます。

昼寝後、再出発。また峠をいくつもアップダウン。かなり足にきていて、小休止を何度もはさみながら、今日の唯一のお楽しみポイント「小本温泉」を目指します。途中いろんな観光名所がありましたが、当然スルーです。

IMGP2044.jpg小本温泉にたどりついたのが5時過ぎ。昨日は風呂に入れなかったので、存分に楽しんでいくことにしました。
ちょっと怪しい雰囲気の温泉でしたが、浴場には誰もおらず、露天風呂を独り占めで極楽極楽しました。もう、筋肉痛とかどうでもいいから、疲れを抜かないとヤバイ感じだったので、のんびりつかりました。

だいぶリラックスした後、再出発。が、出発してすぐに10%勾配連続1.5km×3セットに襲われます。し、死ぬかと思った。で、がんばって上って夕食ポイントの道の駅「たのはた」に到着。が、迎えてくれたのは自動販売機だけ。飯はどうしよう?

どうしようもなかったので次の道の駅を目指します。さらにここらか上り続けること5kmほど。「ここが国道45号線の最高海抜地点」という標識が。ということは、ここから下りの連続です。実はブレーキシューがいい加減やばい感じになっていたので極力ブレーキングしないように、長袖を着て空気抵抗を最大限取りつつ、猛スピードで下ります。

10%の下りが連発していて、頭文字Dな世界。何度かテールスライドしそうになりながら、真っ暗闇の中を時速50km近いペースで下り続けます。LEDの明かりだけが頼りの1時間近い下りの連続で、道の真ん中になにか障害物が落ちていたら死ぬな、とそれだけは覚悟しながら全神経を前方に集中させ下り続けます。
一番つらかったのは寒さ。気温が17℃と、道路わきの電光掲示が示していました。


IMGP2048.jpgそして凍えきったころ、やっと譜代村の明かりが見えたときの感動と言ったら。ちょうどお祭り中らしく、村の子供たちや若者を多数見かけ、ちょっと安心。焼き鳥を食べちょっと生き返ります。
が、やはり夕食を食べられるところがなかったので、さらに次を目指します。


道の駅「のだ」についたの22時近かったのですが、当然締まっています。宮古を出てからここまで70kmくらいの間にコンビニも全くなく、このままだと携帯食料だけで一夜を明かさなければならない感じに。
そのとき、久慈のほうから車が来て、初老の夫婦の方が自販機のところに来ました。二人はなんと、これから千葉に向けて帰るということ。奇遇かな。
それで「この先にレストランとか開いているお店ありましたか」「ないね」・・・「コンビニは」「すぐそこにあるよ」
はい、カップラーメンで夕食決定。

わびしくカップめんで夕食とし、そのままでは悔しいので久慈市を目指します。んで、以外にサクッと到着。おい、ガストが開いてるじゃないか。
うぅ、悔しいけどもう寝ます、という感じで港脇にある人気の全くない公園へ行きツェルトをはり、就寝。が、あまりに寒くてしょうがなかったので雨具を着込んで寒さをしのぎつつ寝ます。

本当によく今日はがんばった。走ることと、どうやって生きながらえるかを考えるのに精一杯で余計な考え事とかする余裕なかった一日でした。

あ、船の汽笛・・・

旅の記録(8/30) 三日目

IMGP2015.jpg
朝は7時ぐらいに起きました。どんよりとした曇り空の下、松島もどんより。相変わらず自分の環境適応能力が高いことに関心をしつつ、さっさとツェルトをたたみ、出発します。観光地らしい松島の街をサクッと通り過ぎ、北を目指します。

この日は朝から雲行きが怪しい感じ。天気予報を調べたら昼から雨が降るという予報。とりあえず進まないことには話しにならないので、45号線からいったん離れて346号線を北上。コンビニのおにぎりを朝食としつつ、古川の方角へ進みます。

が、11時ごろ早くも雨粒が落ちてきました。近くにちょうど道の駅があったのでそこで小休止をしながら様子をみることに。早めの昼食ということでずんだ餅を食べます。しかしまったく雨はやむ気配はなく、予報でも夜まで降り続くとのこと。意を決して雨具を着込みました。

IMGP2017.jpg
ここで、二つのルート選択がありました。346号線から342号線に移り、盛岡を目指すルート。もうひとつは346号線をそのまま進み気仙沼に行き、45号線沿いリアス式海岸を突破するルート。ツーリングマップを見ると、45号線は「海が近いとは思えない山の深さ」とか急勾配マークとかで、なかなか華やかな道そう。
雨の中、急勾配は嫌だなぁ、とか思いましたが、投げやりさに任せリアスルートを選択します。そして雨中にこぎだしました。

んが、しかしメガネで出発したことが失敗であったことがすぐに判明します。・・・見えん。ほとんど見えん。トラックとかが脇を通り過ぎたときとか最悪。ホワイトアウト。コンタクトにキャップを被ったスタイルに変更。
かつ予想通りスリッピーな路面に肝を冷やしまくり、精神力を徹底的に削られました。一路気仙沼を目指してこぎ続け、山をいくつか越え、海が見えるところまでたどり着いたのがすでに17:30。


このころすでに思考能力のすべてを走行することに傾けていて、余計なことを考える余裕はほとんどありませんでした。そういう感覚も何か懐かしい感じ。いま生きるために何をするべきか、明日生き残るために今日はどうしておくべきか。
今日からルートがツーリストにとってもマイナーらしく、一日目、二日目にはちらほら見かけた同じことをしてい人とすれ違うこともありませんでした。

IMGP2021.jpg

気仙沼市街に入ったのが18:00。なげやりモードで適当に夕食を食べつつ、今日の今後のプランを練ります。どう考えても、もっと進んでおかなければ明日死ぬということが目に見えていました。しかし、雨は一向に止む気配無しで、危険な夜になりつつありました。
ここで軽く博打を打つことに。大船渡まで行って、そこで休息を取り、翌午前2時ぐらいまで進めるだけ進んでおくことに。大船渡にコインランドリーがあることに賭けたプランでした。もし無ければ、気温がガンガン下がる中、雨でしめった服を着て一夜を明かすという、死亡フラグが立つこと。


結果、勝ちました。いや、よかった。ギリギリ閉店間際のコインランドリーを見つけ、ありとあらゆるもをを乾かし(靴も)、ちょうど雨も止んで、生き返りました。大船渡に着くまでに、結構危険な場面がなんどもあったりしましたが。暗い山道に婦警さんが二人立っていたときは、思わず「うおっ」と言ってしまいました。何してたんだろ、あの人達…

ついでに大船渡でラーメンを食べ、身体を温めつつ、厚かましく「新聞もう入らないですよね? これください」と新聞紙をゲットしておきました。雨の中の野営には必須でしょう。

IMGP2027.jpg
さて、ラーメン食べ終わった時点で23:00ぐらい。マップを見ると、この先に45号線の難所、三陸峠が待ちかまえています。明日のことを考えると、最低限これはクリアしておきたいところ。峠を越えたところに道の駅があるので、そこを野営地点と定め、夜の真っ暗闇の中へ出発。途中、盛駅に寄る。いや、一応ね。

が、予想していた以上に難所でした、三陸峠。まず何がまずいって、暗すぎ。もう、お化けとか幽霊とかトトロとかポケモンとか出てきて妥当というぐらい暗い。三陸峠は、45号線のバイパスがあって、そっちは自動車専用道路のため自転車は走れません。自動車はみんなバイパス。よって車も一台も来ません。完全に孤独な夜闇。

さらに当然のことながらの急勾配。登りが10%以上の勾配で、ギアをローレンジいっぱいにたたき込んでギリギリ登坂できるレベル。時速は7kmとか。そのかわり、一度も降車しませんでしたが。

IMGP2028.jpg

登り切ったところに待っていたのが、午前0時のトンネル(一人で)。ええ、もちろん、トンネル内で大声だして遊びましたとも。楽しくね~


その後は急勾配での下り。街灯無しの真っ暗闇のため、自転車の前照灯のみが頼り。前方10mほどしか視界がない状態で、時速45kmほどでガンガン下ります。楽だけど下りの方が怖いです。
どうにか道の駅「さんりく」に到着。午前1時近かったのでここで野営することに。

ぬれた地面にツェルトをはるのは嫌だったので四阿のベンチに直に寝ることに。先にもらっておいた新聞紙とマットを引き、ツェルトを毛布代わりにして就寝。

旅の記録(8/29) 二日目

IMGP2004.jpg
5時ぐらいには起きるつもりが順調に寝坊し、6時起床。外にでると散歩の人がちらほらいましたが、気にせず柔軟体操をし、ツェルトをたたみ、荷造りをして出発。
近くのコンビニで買ったおにぎりとかで朝食。昨日に引き続き6号線を北上し続けます。
思っていたより昨日の疲労は残っていなく、筋肉の痛みなどもありませんでした。我ながら自分の環境適応能力に関心。

IMGP2006.jpg
午前中に福島県中部は比較的緩やかなアップダウンがある感じで、昨日とは打って変わって強い日差しの元、体力の消耗具合が厳しい感じになっていました。
水分補給をこまめに行い、午前中だけで3リットル近い水分を補給。それでもトイレに行く必要がないほど急速に乾いていきます。


途中、Jビレッジなどの脇を通りましたが、サクッと通過。今回、まったく観光とかする気はなかったので。
交通事故でぐしゃぐしゃになった車を横目で見ながら昼食をとりました。


実は正直言うと、この頃からすでにこの旅の無意味さに気がつき始めていました。こんなことをしてもしょうがないのに、と。
いや、旅に意味など求めてはいけないのかもしれません。行かなきゃいけないからいくのだから。


IMGP2012.jpg
んで、結構へばりながらも6号線と4号線の交差に到着。4号線に移ります。
しかし4号線が走りにくいこと。歩道がうねうねしていて、でこぼこで嫌になりました。都市は自転車にやさしくありませんね。というか、道路行政自体が自転車のことを十分に考慮に入れていないからだ、などという考えが浮かんでは消えました。
途中、駐車場の広いコンビニで昨晩湿ってしまったツェルトを広げて乾かします。

その後、岩沼を過ぎて仙台に到着。
仙台市内でお風呂に入れそうなところを探したところ、45号線沿いに極楽の湯があるのを発見(SUGOの時行ったところではない)。そこへ行くことに。サクッと汗を流してきました。筋肉痛になるのを避けるためには、湯船につかるわけにいかないので、サウナと水風呂を往復。

本屋に立ち寄りツーリングマップをゲットして、そのまま45号線を松島の方へ行くことに。
夕食はびっくりドンキー。何でも腹に入ればいいや、という適当になげやりな気分で(何食べたか覚えてない)。


この時点ではまだ4号線を北上して盛岡を目指すのか、45号線を北上してリアス式海岸に行くのか決めかねていました。前者のほうがまっとうな道なのは分かっていましたが、それ故に行きたくない気持ちがだんだん大きくなってきました。

松島を望む緑地公園で今夜は野営することに。深夜午前0時だというのにバトミントンをしているカップルとかいて、カオスな雰囲気の公園でしたが、そんなことは無視。
昨日よりはるかに手際よくツェルトをはり(所要3分ほど)、公園のカオスさに華を添えます。
松島を眺めながら本を少し読んでどことなく優雅な気分を味わったあと、就寝。

走行距離 179km

旅の記録(8/28) 一日目

IMGP1994.jpg
家を7:30に出発。天候は曇りで、どこと泣く秋の気配が漂う涼しい風が緩やかに吹いていました。
長い旅になるので、体力を極力使わないように、筋肉に疲労を残さないように気をつけて自転車を走らせます。道がかなり平坦なこともあって、休息を入れても平均時速27kmぐらいのペースで午前中は順調に経過しました。昼食を土浦近郊でとり、そのまま北上。


久しぶりに(高校生以来か)持久力を試される運動をしていたので、慎重に自分の身体との対話をしながら進みます。そう、この「肉体との対話」というのが非常に懐かしい感覚で、走りながら陸上部時代を思い出していました。
今どれくらいのスタミナが残っているのか、疲労の蓄積はどの程度か、筋繊維の具合はどうなのか、どのくらいの力の入れ具合がもっとも省エネなのか。全身のセンサーを総動員し、運動のリズムを探り、最適な走行を行う。陸上部時代はそうやって1秒でも早く、1cmでも遠くへと毎日トレーニングをしていたと、そんなことを思い出していました。

IMGP2003.jpg
ずっと国道6号線を北上し続け、夕方に福島県に入りました。
いわき市のどこかで野営をすることに決め、その前に湯本の温泉に入ることにしました。湯本駅近くに公衆浴場があって、それがとても新しくよい感じ。しばらくリラックス休息し、いわき駅近くで夕食を適当に食べ、そのまま6号沿いに野営できそうな場所を探します。
途中、思い立って本屋に立ち寄り、適当に本を買っておきました。コレが意外に当たりで、その感想はのちほど。

いわき駅からしばらく行ったところに川があって、その川沿いの土手にちょうどよさそうな場所を見つけ野営することに。
住宅の裏側ですが、まぁ私有地でもないし怒られることはないだろう、ぐらいのなげやりさで。

ツェルトをはるのにやや手間取りましたが、無事設営を完了し、就寝。熟睡できました。出発前までは不眠で、どうしようもなかったのに、さすがに疲労がこのときは勝ちました。
一日目はこれで終了。

走行距離 210.7km

旅の記録(8/27) ~旅立ち~

kita.gif
旅行と旅は違うものだと思っています。
旅行は目的があり、旅には目的がない。旅行は行きたいから行くものだが、旅は行く必要があるから行くのだと。


なんやかんや、いろいろあったりなかったり、自分が嫌になって、というかすべてを投げ出して見たくなって、どうしようもなくなってしまったので、旅に出なくてはならない感じになっていました。もう帰ってこなくてもいいや、ぐらいの投げやりさを持って。


だから以前からやろうとちょっとだけ思っていた「自転車で青森まで」という案を実行に移すことに。なぜ? それは実行は無理だろうと思っていた計画だったので、なげやりにやってしまうことに。


そう決めたのが日曜日。出発は月曜日。1日でだいたいの用意をして出発することになりました。


自転車は愛車のOCR1。それに荷台とサイドバック、フロントバックを装着。また野営用にツェルト一式を用意しました。それで用意はほぼ完了。後は適当に着替えと細々したものをかき集めて詰め込み、出発。ルートは大雑把に太平洋沿いという感じで。
どうせ宿に泊まるわけではないので、進めるだけ進んで、休めばいいという適当なプランで始まりました。

死ななきゃいいや、ぐらいの投げやりさ。

2009年07月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

Recent Comments

Recent TrackBack

you16.com 2007 all right reserved