いや、映画「夜のピクニック」の話しではありません。
ただ単に歩いてきたというだけです。ある意味確信犯的に終電をやりすごし、途中の駅から家まで歩いてきました。たぶん15kmくらい。
たまにのんびり歩きたい気分になることがあるんです、実は。だから時々夜の街を徘徊しています。が、そんなことをしているとお巡りさんに職質されそうなんで、今日は「終電乗り過ごしちゃって」という正当な理由を持って歩きたかったのです。
そして、ウィスキーとミネラルウォーターを交互に飲みながら歩いてきました。
ビールは陽気な気分にさせるけど、ウィスキーは内省的な気分にさせるのはなぜでしょうか。それと夜は意識が自分に向かってくるのは周りが暗くてよく見えないからなのでしょうか。
それで、いろいろ考えていました。明日のこと、明後日のこと、一週間後のこと、一ヶ月後のこと、半年後のこと、一年後のこと、十年後のこと・・・
自分には明日のことすらよく分からないんじゃないか、そう思いが至りました。だって、明日の風向きすら自分には分からないですもの。
十年後はいったいどうなっていることやら。まだ地球が西から東に自転しているだろうけど、惑星の個数が8個じゃない可能性はあるわけだし、人類がちゃんと文明を継続できているかなんてのも半丁博打かなと。
あてどなく歩いて(家に向かっているけど道に迷った)、あてどなく考えて、ウィスキーを飲み、水を飲み、また歩いた、そんな夜もたまにはいいさ。