mixiってやっぱり怖いと思う今日この頃。
いや、セキュリティ的な問題というわけではなく、なんか他人のいろいろが見えすぎるかなと思うことがあるんです。大人になるとみんな上手いこと自分を表現することを身につけて、face2faceのコミュニケーションでも自分を守り相手を守ることができる(だいたいの場合は)ようになっているはず。
でも日記って、本来自分に向かって書いているものだから時に遠慮なしの何かみたいなのが炸裂しちゃうことがあると思うんです。いや、mixiも公開日記という性格上それでもオブラートに包まれてはいるけど、それでも輪郭とかが見えちゃう。自分のことでは泣けないけど、他の人のことでなら泣きたい気持ちになってしまうので、結構つらいときがあります。
それに他人の日常こそはエンターテイメントの基本であるわけだけど、むき出しの人格のようなものは自分にとって攻撃的ですらあると思うんです。だからテレビのバラエティって自分には時に苦痛だったりします。他人のしぐさや行動を笑ってないし、人を馬鹿にすることがエンターテイメントだとは思いたくなくて。
自分は他人とのコミュニケーションが苦手だし、自分を表現できないし、伝えたいことを伝えられないし、伝えたいことを形にするまでに時間がかかりすぎるんだと自覚しています。まともな形で伝えられたことなんて無いのかもしれません。
「サイトが新しくなって、何が変わったの?」と聞かれたことがあります。
実は根本的に変わったんです。昔の「びーばーの巣あな」は“手紙”なんです。他の人にあてた手紙のつもりで書いていました。
いまのサイトは“ブログ”です。日記に近いものにしようと思ってリニューアルしました。まぁ、結局は“手紙”とまぜこぜになっていますが、前ほど面白いことを書こうという気持ちがなくなったのは確か。
でも公開することで、自分を表現するものの一つとしてのブログを書いています。
もちろん言葉にすることでほとんどのものが捨象されてしまうのは間違いないですが、それでもそのときの自分のほんの一部でもココに書き留めて生きたい、そう思って書いています。自分の記憶だけでなく、誰かの記憶の片隅を借りて今を残してみたい、誰かに伝えたい何かがあるうちは書き続けたいと。
ここは「びーばの巣あな」です。
ここに僕はいませんが、僕らしい何かがあるかも知れません。
「びーばの巣あな」は日記ではないブログです。
伝えたいことがあるから、まだ続きます。